当院では歯周初期治療（予防プログラム）が最も重要だと考えております。治療・予防の基本は原因の除去です。
この期間に患者さんには正しい歯周病への知識とセルフケアを習得をしていただき、歯肉縁上のプラークコントロールを確立していただきます。歯科衛生士は歯肉縁上・縁下のバイオフィルムや歯石の除去などを行っていきます。通常、これだけでもかなりの割合で深い歯周ポケットや炎症の改善が認められます。
初期治療による原因の除去を行わなければ、ブルーラジカルを照射して歯周ポケット深部(底部)を99.99%ラジカル殺菌を行ったとしても再発しやすく、根本的には解決しません。

なぜ5mm以上は外科なのか？ それはポケットが5mm以上では歯石を取り残す可能性が高いためです。また、歯周治療後ポケットが5mm以上の部位ではメインテナンス中の歯周炎の進行リスクが4.2倍ということがわかっています。今まで歯周治療後に残った深いポケットは、歯肉を切開しての歯周外科治療か、洗浄などの保存的処置という選択肢しかありませんでした。従来の歯周外科治療は、歯肉を切開して治療を行い、縫合・抜歯を行う必要があるため、治療後に回復するまでの時間が長くかかり、患者さんの負担が大きいものでした。

ルーラジカルは治療開始後即座に殺菌が行われますし、治療時間も1歯あたり数分と、とても効率的です。
ブルーラジカルによって重度歯周病罹患歯であっても
ドクターが行う外科処置や抜歯を回避できる可能性が高くなりました。

※自由診療（保険適用外）です。
料金：歯周ポケット内殺菌（1歯あたり）：33,000円（税込）

※当院にて予防プログラム・メインテナンスを受診中の方のみご利用いただけます。

・局所麻酔注射ができない方
・ペースメーカーを使われている方
・光過敏症の方
・無カタラーゼ症の方

・治療時間/回数は、治療する歯の種類や数、重症度で異なります。
・ブルーラジカル治療後は、処置した歯茎が白くなることがありますが、1日で元の色に戻ります。
・ブルーラジカル治療は、処置により歯周ポケット内の無菌化を試みますが、その後の口腔衛生管理が不十分な場合、再感染を起こし期待していた結果が望めない場合があります。
・ブルーラジカル治療が奏効しなかった場合、再度のブルーラジカル治療または歯周外 科治療、抜歯等の外科処置をご案内する場合があります。
・ブルーラジカル治療は、過酸化水素水を用いて殺菌を行う装置です。そのため、失った歯周組織を再生するものではなく、細菌による歯周組織の破壊を防止し歯周病の進行の抑制を目指しております。
・歯周病はご自身のセルフケアに大きく影響を受けるため、当院では術前・術後の口腔衛生管理を大事にしております。そのため、当院での基本治療、メンテナンスをされている方へブルーラジカル治療を提供しております。