メインテナンスシステム
虫歯・歯周病の予防と一口に言っても、20年以上のメインテナンスで2本以下しか歯が無くならないという実績を公開している日本の歯医者もあれば何年も通っているのに歯がどんどん少なくなっていると感じる患者さんが多いのもまた事実です。
本来の予防が意味することはスウェーデンでの国家的なプロジェクトによって、15年間で1人あたりわずか0.2本の歯しか無くならないといったことなどが確認されています。しかしながら、そのような結果を出すことのできる歯科医院は日本には1%程度しかないのが現状のようです。
その理由は厚生労働省が6年毎に実施している歯科疾患実態調査の1987年および2005年の調査結果を利用し、18年間の日本国民の平均喪失歯数を概算すると、1987年当時20~34歳(2005年38~52歳)だった国民の平均喪失歯数は1.76本程度と推測されます。また1987年当時45~54歳(2005年63~72歳)だった国民の平均喪失歯数は6.12本程度と推測されます。
ここから読み取れることは日本の歯医者にかかっていても18年間で歯は平均6.12本失われるということです。
このような結果からごく一般的な歯医者で定期検診に通っていても自分自身の歯を守っていくことは出来ないと考えられます。
岩田有弘歯科医院では、保険外診療専門といった特殊性を活かし本来のメインテナンスの効果を発揮するプログラムをシステム化しています。
そのプログラムの1回の所要時間は90分からとなっていて、1回15分や30分程度の診療時間では本来のメインテナンス効果は発揮出来ないと考えています。
また、このような時間配分をする事によって保険診療の約1/5の来院回数で済むことにもなります。
※参考文献「本当のPMTCその意味と価値」「2005年歯科疾患実態調査統計表」「日吉歯科診療所Webサイト」