歯周病予防

歯周病ってそもそも何!?

日本人の98%もの人が毎日歯を磨いています。しかし8割のひとが歯周病にかかっています。なぜでしょう、思い出してみてください。
“歯と歯の間は磨いていますか?”もしも磨いていないのであれば歯周病の確率がとても高いです。
“年を重ねていくと、歯が抜けてしまうことは当たり前”そう思ってはいませんか? 考えてみましょう・・・
一生自分の歯で食べて、笑顔でいるためには、今何をするべきなのか。

セルフチェックリスト

そもそもなぜ歯周病になるの?

歯周病は進むか止まるか。溶けた骨が元通りに戻ることはほとんどありません。
プラークというネバネバした汚れ(細菌の塊)がついた歯はすごく極端に例えると、体の免疫作用によって、異物だ!体の外へ出さなくては!と判断されます。
そのため歯の周りの骨が溶け、歯を支えるものが無くなり、歯が抜けていくのです。
正しい丁寧なブラッシングを、これを読んだ今日から始めることで、必ず改善します。

さて、なにをどうすれば良いのでしょうか。あなたの磨き方は正しいですか??

歯肉炎と歯周炎

歯周病…歯を支える歯周組織の病気

歯周組織とは、城で例えると、建物を支えるために重要な役割を担っている基礎にあたる部分です。

どんなに綺麗で頑丈で立派な城を建てても、基礎が弱いと崩壊します。

どんなに高価な費用と時間をかけ、きれいな歯を入れても基礎となる歯周組織が崩壊すると、きれいな歯ごと抜けてしまうのが歯周病です。
痛みなくじわじわと確実に進行していくのです。

メインテナンス

メインテナンスには本人で行うセルフケアと歯科医師、歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアがあります。

生活の中で、車やカバン、時計などの大切なものを定期的にメインテナンスすることで長く使用することができます。お口の中も同じように、歯周治療によって改善した良好な 歯周組織の状態を保つためにはメインテナンスは必要不可欠なのです。

当院の歯周病で
抜歯になった方の実績

岩田有弘歯科医院では歯周病が原因で抜歯になってしまったメインテナンス患者さんは、開院以来1人で、歯の本数にするとなんと1本しか抜歯になっていません。

人数で平均するとたったの0.02本というデータがでました。

徹底したセルフケアを行えば、歯周病が原因で歯を失う確率は0に近いでしょう。

2021年3月調べ

当医院におけるPMTCの流れの一例

ポリッシング(歯面研磨)とPMTCの違い

セルフケア+PMTCの効果

・プラークの量が劇的に減少する
・歯肉炎と虫歯ができにくくなる
・歯ぐきの中の歯周病菌(P.g菌)が減少する

歯間部のセルフケア

お口の中で一番プラークがたまる所はどこだと思いますか? それは、歯と歯の間です。
唇側や舌側の歯面と、噛む面は、唇や舌、食べ物との摩擦によりプラークがたまりにくいのですが、どこにも触れ合わない歯と歯の間は細菌が増殖するには恰好の場所なのです。
そして、歯と歯の間から虫歯と歯周病が発症・進行します。
このようにプラークがたまりやすく虫歯と歯周病の危険性がある場所などをキーリスク部位と呼びます。このキーリスク部位である歯と歯の間のプラークは、歯ブラシではほとんど除去できません。歯と歯の間の掃除には歯間ブラシとデンタルフロスが必要不可欠です!

■歯間ブラシ

細菌の入口である、歯と歯ぐきの境目を清掃し細菌の侵入を防ぎます。

■デンタルフロス
(指に巻くタイプ・ホルダータイプ)

歯間ブラシでも届かない、歯と歯が接触している部分のプラークを除去し、歯周病、むし歯の予防をします。
「Floss or Die(フロスをしますか、それとも死にますか)」とアメリカでは言われるくらいフロスはとても大きな効果をもたらします。

使用方法

歯間ブラシ

指に巻くタイプのフロス

ホルダー付きのフロス

虫歯と歯周病を予防するためには、ご自身の日頃のセルフケアが何よりも重要です!
「歯医者さんで溜まった汚れを取ってもらう」ではなく「汚れが溜まっていないか」「噛み合わせに異常がないか」などのエラーがないかチェックをし、虫歯と歯周病のリスクを下げる。
という目的で定期的なメインテナンスの受診をおすすめします!

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも興味を持っていただけたでしょうか?
歯周病の進行はとてもゆっくり、そして知らぬ間に進行していきます。

岩田有弘歯科医院で予防プログラムを受けてみませんか?「受けてよかった」と思っていただけるかと思います!